今月の10曲
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◆今月28日(金)は、いよいよブルーカフェ8周年アニバーサリー・パーティーです!さまざまなゲストアーティストを招き、都心のみならず日本全国からもはるばる遊びに来てくれた多くのお客さんたちとともに、ここまで長くやってこれたことを、BLUE CAFE CREW一同、心から感謝しています。当日は感謝の意味を込めて、豪華ゲストを多数お招きしてお贈りします。社長(SOIL & "PIMP" SESSIONS)、松田"チャーベ"岳二(CUBISMO GRAFICO)、ブーゲンビレーア、大河原泉(QYPTHONE)(すべて敬称略)and MORE!

◆そして今回は恒例の鈴木雅尭MIXによるプレゼントCDもスペシャル企画!『PREMIUM 和モノ CUTS』と題して、BLUE CAFE&PREMIUM CUTS史上でも初のオール和モノMIX CDをこの夜のために制作。ヤバすぎて市販CDに収録できない秘蔵のネタを惜しみなく収録します。先着50名様限定のプレゼントになりますので、ぜひお楽しみに!
→ 詳しくは次ページのBLU CAFEコーナーで ←
【おかげさまでビストロジャズ好評発売中!】

先月25日にリリースしましたMIX CD『ビストロジャズ』第3弾“OOH AH YEA !”も、おかげさまで快調にバックオーダーを重ねております。お楽しみのショウビズ系スウィング・ナンバーはもちろん、おそらく日頃みなさんがあまり耳にすることのないアグレッシブなイタリアのパンク・ジャズなどまで多彩な食材を集めてミックスしています。聴いたことのある曲の聴いたことのないヴァージョンもたっぷり投入。全27曲80分のビストロ流フルコースをぜひご賞味ください!
ビストロジャズ -OOH AH YEA !- Mixed by Masanori Suzuki (April Set)
CSMP-0009 NOW ON SALE 希望小売価格1,890円 (税込)

イントロ〜プシーキャット・ドールズ/ ライト・ナウ
スピード / リヴィン・ラ・ヴィーダ・ロカ
サム・ブッテーラ / ザ・グラスホッパー
ティト・ロドリゲス / アマポーラ
ジネット・レノ / 太陽をあげよう
クリス・キャロル / フェ・アテンション
フォー・ジェッツ / ロゼッタ
インタールード〜ヴォーカル・ジャズ・セレブレーション / ソー・ホワット
フランソワ・ドンピエール / マス・ケ・ス・ク
ルビー&ロマンティックス / 帰ってくれたら嬉しいわ
SSQ / スキャット・ドライビング
ディノ&フランコ / カリプソ
YB3 / ヒューマン・ネイチャー
インタールード〜アドリアノ・セレンターノ / PRISENCOLINENSINAINCIUSOL
マウス / オー・アー・イェー
リアンヌ・フォーリー / プット・ザ・ブレイム・オン・メイム
アランドロン / ウィ・シャバダバ
バディー・グレコ / イット・ハッド・ベター・ビー・トゥナイト(ピンクパンサー)
ダンカン・ラモン / ナイト・フライト
インタールード〜ザビア・クガート / チム・チム・チェリー(メリー・ポピンズ)
シャルル・アズナブール / ジュ・テーム・アタン
ライフタイム / アイル・ベット・ユー・ソート・アイド・ネヴァー・ファインド・ユー
モンタージュ / ニカズ・ドリーム
ハンク・バグビー・ソウルテット / ソウル・ソネット
インタールード〜S.アレン・ビッグバンド / すべてをあなたに
ロジャー・カー / アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー(シェルブールの雨傘)
ラテン・バロック・オールスターズ / G線上のアリア

※お買い求めはDMR、JETSET、ディスク・ユニオン、ヴィレッジヴァンガード、
ヴァージン・メガストア、チクロ・マーケット、ディスクデシネなど
各レコードショップならびにオルガンバー・キャッシャーなどで。
PREMIUM CUTS 2007 SCEDULE

毎月第1水曜日【Premium Cuts 2007】
チャージ 2,000yen /1d
※誕生月に入場の方、入場料無料
※先着30名様にPREMIUM CUTS2007オリジナルMIX CD(非売品)プレゼント

10/3 wed. -PREMIUM CUTS#05 リリースPARTY 後編-
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 仲山慶, 志水貴史, 植原良太, Q☆PON, tomomieland

11/7 wed. -PREMIUM CUTS-
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 仲山慶, 志水貴史, 植原良太, Q☆PON, tomomieland

毎月第3木曜日【Premium Cuts presents ビストロジャズ】
9/20 thu. 10/18 thu. 11/22 thu. チャージ 1,000yen
DJ:鈴木雅尭(APRIL SET), 神谷直明(BOOT BEAT), 藤澤志保(GROOVY SAUCE), 遊民, 渡会英文, 藤本曜
TWISTE ET CHANTE
DUSKO GOYKOVICH / A HANDFUL O' SOUL DUSKO GOYKOVICH / A HANDFUL O' SOUL
(ENJA) CD

2004年、近代セルビア200周年を記念した国家プロジェクトとしてセルビア大統領から依頼を受けたダスコ・ゴイコヴィッチの召集により、世界10カ国から18人の精鋭ジャズマンが結集!なんてもうそれだけで胸おどるようなエピソードですが、それを知らなくても痺れっぱなしの見事な作品です。フロア・ユースという視点ではアフロキューバン「BALKAN BLUE」が最高ですが、バリエーションに富んだ全8曲すべてのアレンジ、コンビネーションが絶妙。こんな完成度のビッグバンド作品はそうそうないと思います。そしてダスコのプレイにも一点の衰えも錆つきもありません。
CATCH UP / BIRTH OF THE SECOND LIFE CATCH UP / BIRTH OF THE SECOND LIFE
(CALING) LP

ジャイルズ・ピーターソンが「ONCLE JOE」をプレイしたことで人気に火がつき、ドイツの再発レーベルからファースト・アルバムがリイシューされたジャズ・ユニットCATCH UPの、これはセカンド・アルバム。率いるは高名なドイツ人ピアニストMAX GREGERの息子MAX GREGER JR。本作でも彼の卓越したキーボード・プレイが随所で聴けます。特にタイトな8ビートのドラミングの上を叙情的なメロディのアコースティック・ピアノが疾走する「SISTER JANE」が素晴らしい。伸びやかなホーンのバッキングも相まって、このピアノの美しさはほとんど感動的ですらあります。
HUGO SMOOTH BAND / SAME HUGO SMOOTH BAND / SAME
(BIG TIME RECORDS) LP

長いことこのコーナーとかあるいはいろんな雑誌などでさまざまなレコードを紹介してきましたけど、こんなにそのセンスが理解不能なジャケットのアルバムを紹介するのははじめてだと思います。なぜ爽やかな曲満載のアルバムの“顔”がこんな風になっちゃうんだろう(笑)。これ観た後、キティ・ウィンターみたいな素敵なブラジリアン・フュージョンが収録されているよって聞かされても俄には信じがたいですよね。女性シンガーJOAN E. HALLの清冽なヴォーカルが心地よい「PLAY IT COOL」とか、スキャットが飛翔する「NOODLES」とか、いい曲満載なんだけどなぁ。
DALVA BARBOSA / SAMBA REI DALVA BARBOSA / SAMBA REI
(RCA VICTOR) 7"

ブラジルの女性シンガーの、おそらく60年代前半くらいの7インチ。この人の他の作品が存在するのかどうか、残念ながら判りません。AB面ともに、ストリングスとホーンがていねいにアレンジされているバランソ・ナンバー、というよりジャズ・サンバとして聴ける逸品です。以前にこのコーナーで紹介したエリス・ヘジーナのCBS作品に収録された「SILENCIO」なんかにも似たイメージの曲。声は落ち着いた感じでエリスよりもお姉さまな雰囲気。せつなげなメロディのいい曲だなぁと思ったら、2曲ともオルラン・ヂーヴォの作品でした。
PATRICIA MARX / FICAR COM VOCE PATRICIA MARX / FICAR COM VOCE
(LUX) LP

上のBARBOSAと同じくブラジリアン・シンガーですが、9歳でデビューしたというポップス志向の彼女は、CD、LP、12インチなどいろいろリリースしているようです。94年リリースのこのLPも、踊れる曲満載。90年代らしい打ち込み系のサウンド・プロダクションながら薄っぺらさは全然なくて、いま聴いても(使っても)全然オーケーです。特に人気ナンバー「SE VOCE PENSA」や「I WANNA BE WHERE YOU ARE」などは可憐な声質が耳に馴染みのメロディーによくはまっていてオススメ。アルバム最後を飾るアーバンなサンバ「CANTA BRASIL」も素敵です。
SONYA MENDEZ / BACK TO THE ISLAND SONYA MENDEZ / BACK TO THE ISLAND
(FAT&HAPPY) CD

ハワイのベテランシンガーの新作アルバム。気心の合ったミュージシャンたちとお気に入りの曲を少しずつ丹念に録音していき、完成までには数年を要したとのことです。スムーズなジャズ・アレンジでアイランド・ミュージックらしい彩りはさほど感じられませんが、それでも流れるようなエレピやさりげないパーカッションの味付けなど、南の島の心地よい空気感みたいなものは全体に漂っています。人気のシーウィンド「HE LOVES YOU」のカヴァーや「BOSA NOVA HAND DANCE」、「YOU DON'T LOVE ME」などオススメ曲多数。今月には日本盤も発売されるようです。
ANDY WILLIAMS / THE WAY WE WERE ANDY WILLIAMS / THE WAY WE WERE
(COLUMBIA) LP

アメリカを代表するポップス・シンガー、アンディ・ウィリアムスの74年のアルバム。プロデュースがソフトロックの巨人マイク・カーブ、アレンジに名手ドン・コスタ(ほか)ということで、とても良質で品のいいソフトロック・アルバムとして聴ける一枚になっています。特にそのドン・コスタのアレンジによるラブ・アンリミテッド・オーケストラ「愛のテーマ」のカヴァーがピカイチ。もともとヴォーカル入りのカヴァー・ヴァージョンが土岐麻子さん版ほか数えるほどしかない曲なので、これは貴重です。ドラムも打ってるし。制作中のPREMIUM CUTS次回作に収録予定です。
ENNIO SANGIUSTO / EL DIA MAS LARGO ENNIO SANGIUSTO / EL DIA MAS LARGO
(BELTER) EP

63年にリリースされたスペイン人シンガー、エンニオ・サングイストの4曲入りEP。多くのESO BESOファンはやっぱりこの曲のイキのいいスペイン語カヴァーが収録されているところがポイントなのでしょうが、僕がオススメしたいのは「EL DIA MAS LARGO」という、よりアップテンポのサンバ・マーチな一曲。英題が「THE LONGEST DAY」とあるように、これは往年の戦争映画の傑作『史上最大の作戦』のあの心おどるテーマ曲のカヴァー。たぶん耳にすれば多くの人が“ああこの曲か!”って分かってもらえると思うポピュラーなナンバーです。これもプレカツ6収録の予定です。
MICKE HAGSTROM / FOUNTAIN OF YOUTH MICKE HAGSTROM / FOUNTAIN OF YOUTH
(PARLOPHONE) LP

スウェーデン人シンガーの82年のアルバム。人工的だったりエフェクティブだったりっていうようないわゆる80sっぽい感じはなくて、70年代後半くらいのソリッドなロック・テイストなんだけど、一曲、カーティス・メイフィールドの泣く子も黙る大名曲「MOVE ON UP」のカヴァーをやっていて、それがオリジナル同様にホーンとパーカッションが炸裂するナイス・バージョン。途中熱いドラム&パーカッション・ブレイクなんかもあったりして、最近のポール・ウェラー版にもまったくひけを取らないブルーアイド・ソウルへと昇華されています。これもプレカツ6収録の予定です。
DISCO CLUB LONGINES / 18 GRANDS SUCCES DISCO CLUB LONGINES / 18 GRANDS SUCCES
(TRANS WORLD) LP

今月はなんだかプレカツ6の予告編みたくなってしまいましたが、これも強力な収録候補の一曲。Q.タランティーノの監督デビュー映画『レザボアドッグス』のサントラに使用されて人気の出て、CMなどでもいろいろ使われたジョージ・ベイカー・セレクションの「LITTLE GREEN BAG」のフランス語カヴァーが収録されたカナダのコンピレーション・アルバムです。歌うのがBOBBY LE CLERC、タイトルが「C'EST POURQUOI」。あの印象的なベースラインのイントロ、シャッフル・ギター、アタックの強いドラミングと忠実に再現しつつ仏語で歌われているので、インパクト大です。
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