今月の10曲
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正月原稿です。なんだかんだで、お酒が抜けません。新年明けましておめでとうございます。冷え込みも厳しく朝方には雪もちらついた大晦日〜正月でしたが、恒例のOrgan b. CountDown Suite(2002-2003)は、恒例、人・人・人ですごいテンションでした。思わずブースも傾く勢い。レコードも湿る熱気。いや、みんなとても楽しそうで、DJに参加させてもらって最高に楽しかったです。ありがとうございました。今年もオルガンバーをよろしくお願いします。
 
OPENからのすごい熱気は恒例、YOUさんのカウントダウンで最高潮に。
辰緒さん登場の朝方まで、フロア大揺れでした。
PREMIUM CUTS PRESENTS NEW PROGRAM -JANUARY- LINE UP (\2,000/1D)

01月08日(水)『CROSS FADER』
DJ: 佐野真久 / 吉田広輔 / KAZI / 中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 中山慶

01月15日(水)『SOUVENIR』
DJ: 鈴木雅尭 / 池谷啓介 / 三津木 / 宇田 / 橋本好真
Guest: 小島DSK大介(PORT OF NOTES)
TWISTE ET CHANTE
MIKE SAMMES SINGERS / Love is a Happy Thing MIKE SAMMES SINGERS / Love is a Happy Thing
( EMI COLUMBIA )

キャリアも実力も満点の英国の名門コーラスグループの68年盤。ちょっと優等生的すぎるかな、でもソフトロック的気持ち良さに満ちた「UP UP AND AWAY」とか、グランドビート・ドラムに乗って真骨頂の分厚いコーラスを聴かせる「SUMMERTIME」とか、高速JAZZ仕様のドリーミーな「COME BACK TO ME」とか、BOSSAタッチの「I MUST KNOW」とか、このLPにもいい曲いろいろ。
ROGERO'S BRAZILIAN BRASS / Musica da Noite ROGERO'S BRAZILIAN BRASS / Musica da Noite
( PYE )

英国のアレンジャー&コンダクターであるCYRIL STAPLETONのプロデュースによるEASY LATIN JAZZアルバム。この当時のPYEって、他にT. HATCHとかJ. SCHROEDERとかJ. HAWKSWORTHとか、60'Sグルーヴィー・オーケストラ・サウンドの宝庫ですね。ピカイチ「BRASLEIRA」は、先月のE. LINNAVALLINでも引き合いに出したばかりですがT. HATCH「LATIN SATIN」によく似た雰囲気。
ARMANDO TROVAJOLI / La Famiglia Benvenuti ARMANDO TROVAJOLI / La Famiglia Benvenuti
( CGD )

イタリア映画『LA FAMIGLIA BENVENUTI』のサントラからの2曲を収録したドーナツ盤。コーラスと口笛のかけあいがポイント、例のオルガンサウンドも効いたスロースロースウィングのタイトル曲。B面の「Viver Felici」はやはりTROVAJOLI節全開のスキャット&オルガンBOSSA。最近はラウンジPLAY時によく使わせてもらってます。このサントラ盤、CD化もされております。
PIERO UMILIANI / Teletwist PIERO UMILIANI / Teletwist
( RADIOTELEFORTUNA )

63年のUMILIANI作7インチは、この伊太利のレーベルのためのテーマ曲あるいはジングルっていう位置付けでこしらえられたものだと思うんですが、定かではありません。コーラスはA.ALESSANDRONIお抱えの大所帯コーラス隊I CANTORI MODERNI。タイトル曲はラララSCAT主体の品のいいJAZZY GO GO。反対面の「FESTA AL MESSICO」はその名のイメージ通りの陽気なSCAT SAMBA。
PRIMO QUINTETO / Bailando Bossa Nova en el Camichin PRIMO QUINTETO / Bailando Bossa Nova en el Camichin
( R.V.V. )

メキシコの(おそらく営業系)JAZZバンド。裏ジャケのHOTEL ALAMEDA(ホームグラウンドかな)エントランス前でキメる5人のお父さんたちが普通っぽいキャラで微笑ましい。内容は唄入りカヴァー集。「DEIXA ISSO PRA LA」「CALL ME」「SAN SALVADOR」「O PATO」などいい感じのJAZZ BOSSAが並ぶ。とりたて華やかではないけどホッコリ温かみのある歌声もよろしいかと。
MAGGI SCOTT / You and I MAGGI SCOTT / You and I
( MM&R )

マサチューセッツのローカルレーベル発、JAZZシンガーM.SCOTTの77年ジャマイカ録音盤。カリプソ・フレイヴァーあふれるアレンジが心地いいBREADのヒット曲「MAKE IT WITH YOU」、「500MILES HIGH」のLATIN JAZZチックなインスト・カヴァー、そしてスタンダードナンバー「SUMMERTIME」のカッティングギターも軽快なファンキー・カヴァー。やっぱ良かった。
PAT ROLLE / Magic Style of PAT ROLLE / Magic Style of
( TROPICAL RECORDING )

こちらはフロリダのレーベルからの男性シンガーALBUM。こちらは全体通してカリプソJAZZ風味。そのせいか、歌声はHARRY BELAFONTEなんかにもダブって聴こえる。あとはNAT KING COLEが近い線のハスキーVOICE。「BOSS」じゃなくて「LOVE」、「ON THE STREET WHERE YOU LIVE(君住む街角)」、生っ粋のカリプソナンバー「JOHN B. SAIL」などなど。趣味の一枚。
ANTONIO CONDE / Latin Soul Music ANTONIO CONDE / Latin Soul Music
( PICK )

スイスのライブラリーレーベルの一枚。タイトルに違わぬLATIN-RARE GROOVEな曲が4曲。「LUANDA」「PINTINHA」、そしてスタンダード・ナンバーのカヴァー「DANIELITO(DANNY BOY)」と「PRADERAS VERDES(GREENSLEEVES)」。NICO GOMEZの『RITUAL』とかAMBROS SEELOSの「FUNK SAMBA」あたりから想像してもらえるような音。あとはマリアッチ風だったり、ゆるいBOSSAだったり。
BOBBY HUGHES COMBINATION / Kerma Elastica (Nicola Conte Version) BOBBY HUGHES COMBINATION / Kerma Elastica
(Nicola Conte Version)

( STEREO DELUXE )

原曲にとらわれない360°解釈なJAZZY REMIXが特徴的なN. CONTEは辰緒さんの「NO REASON NO RHYME」でついに元ネタ元メロほぼ不使用という仕事っぷりで驚かせてくれましたが、ここではDUDDLEY MOOREの名曲「AMALGAM」のピアノ・リフを丁寧に組み替えてK. KROGのヴォーカルに配合。お抱えのJAZZバンドの生プレイも存分にフィーチャーして絶妙のJAZZ BOSSA化。
JANKO NILOVIC / Paris Pop Galaxy (Remixed by Eric Caspar) JANKO NILOVIC / Paris Pop Galaxy
(Remixed by Eric Caspar)

( PULP FLAVOR )

MONTPARNASSE2000などのライブラリー作品で有名なJ. NILOVICの曲をREMIXしたアルバムで、「WEEK-END A CHELSEA」とか「ATCHIKA BOUM」とか、スキャット入り人気ナンバーのREMIXも多数。このE.CASPARという人はフランスのDJの人でしょうか、僕は良く知りませんが、いずれも装飾過剰になることなく原曲の持ち味を生かしたREMIXでナイス。
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