今月の10曲
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先日、反りが激しくて使えなくなっていたレコードを直してみようと思い立ち、あるレコードコレクターの人に教わった方法を試してみました。●近所のガラス屋さんで5mm厚35cm四方の耐熱ガラス板を2枚カットしてもらい手を切らないように角を研摩(ちなみにそこでの料金は5000円でした)、●レコードとガラスのゴミをよく拭ってレコードをサンドイッチし、ぶっ太い輪ゴムを何本も使って四方を何重にも巻いてギュウギュウに固定します。●教わったのはその状態で日射しに当てて熱し、そのまま自然に夜まで置いておいて冷めてからガラスを外す方法だったのですが、なんせこの梅雨どき、なかなか晴間も出ないので、バスタブに普段漬かるお風呂よりちょい熱めくらいのお湯をはってそこに浸けてみました。●そして半日。完全に冷めてから取り出してガラスを外してみると、反りは完全にはなくなっていないものの、前よりずいぶん平らになって、普通に使えるまでに復旧しました。それでももっとなんとか真ッ平らにならないかなぁと思い、次の反り盤補修にトライ。同じ要領で今度はもっと熱い湯(計ってないんですが手を突っ込んで「あっ熱ぃ!」って手を引っ込めちゃうくらいの熱さ)に浸けてみました。すると今度は反りはほぼ完全に無くなりましが、その代償なのか、盤がなんかムラムラに白ッちゃけてしまいました。きっと熱で塩ビが変質してしまったのだと思います。まあ試しに軽く曲げても脆く折れることもなかったし、何より普通にいい音で再生出来るようになったのは収穫でしたが、斯様に加熱の加減が難しい作業なので安易にお勧めは出来ないし、試してみて失敗されても責任は取れないですが、それでもいいからダメモトで試したいという方は、ガラスでのケガや火傷などにくれぐれも気をつけてお試しください。ちなみにレーベルもお湯が染みてしまいましたが、たまたまなのかも知れないけど剥がれたりシミが残るほどの重症ではありませんでした。半端な実験結果レポートを長々とすいません。
こちらは“梅雨も楽しく”な一枚。反ってはいないけれど、
ソノシートなのですぐ削れるからあまり何度もかけられない(泣)。
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP 【MAY & JUNE】
〜JAZZ、BRAZIL、FRENCH、SOUL、RARE GROOVE、BREAKBEATS、HOUSE ETC. ETC.〜

7月第5週はNEW PARTY、『SUMMER FLAVER』開催です。「夏本番の7月31日、夏が大好きなメンバーが、夏が大好きなみんなのために、夏真っ盛りなHOTな選曲で盛り上げます。みなさん、ヤケドにご注意!」(SUMMER FLAVER CREW)

07月03日(水)PREMIUM CUTS presents『Eon』
DJ:KAZI / ARAI / ATSUSI / 井手野敦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月10日(水)PREMIUM CUTS presents『Enfance』
DJ:中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月17日(水)『Organ b. WEB』
DJ:須永辰緒/ WARA / 佐野真久 /鈴木雅尭
07月24日(水)PREMIUM CUTS presents『Swing in full』
DJ:吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月31日(水)PREMIUM CUTS presents『SUMMER FLAVER』
DJ:HIRO THE RUDE ONE / ナカシン / 好真 / 佐野真久 /鈴木雅尭

08月07日(水)PREMIUM CUTS presents『Eon』
DJ:KAZI / ARAI / ATSUSI / 井手野敦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
08月14日(水)PREMIUM CUTS presents『Original Recordings』
DJ:颯波知子 / 中田裕紀 / 内柴克明 / 星野良介 / 韮澤貴彦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
08月21日(水)『Organ b. WEB』
DJ:須永辰緒/ WARA / 佐野真久 /鈴木雅尭
08月28日(水)PREMIUM CUTS presents『Swing in full』
DJ:吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
TWISTE ET CHANTE
ROLAND KIRK / Slightly Latin ROLAND KIRK / Slightly Latin
( LIMELIGHT )

パワフルなサックス3本くわえ奏法で知られるR.KIRKの66年LIMELIGHT盤。ここに収録されている「WALK ON BY」でもテナーとアルトの奏でるメロが分厚いラテンのリズムにのってグイグイと曲を引っぱり、さらにホーン隊ががっちりバックアップ。こんなに勢いのある「WALK ON BY」、そうそうないんじゃないかな。女性スキャットをフィーチャーした「NOTHING BUT TRUTH」や「AND I LOVE HER」もCOOL。
CANNED HEAT / Future Blues CANNED HEAT / Future Blues
( LIBERTY )

60年初頭から活動していたアメリカのガチンコ・ブルース・ロック・バンド(って形容していいでしょうか)CANNED HEAT。70年発表のこのアルバムには、ビッグバンドスタイルの跳ねたスキャットJAZZ、その名も「SKAT」が収録されています。ホーン・アレンジとピアノはかのDR.JOHN。間奏の乾いたブルースハープがゴリゴリにブギーな感じで面白い。
BERNHARD CHRISTENSEN / Nathimlen BERNHARD CHRISTENSEN / Nathimlen
( OLGA )

デンマークのコンポーザー&アレンジャー&オルガンプレイヤー、B. CHRISTENSEN率いる10人編成のBATIDAの84年アルバム。女性3人をメインに据え、ほぼ全員がバックコーラスをとるヴォーカルパートがともかく気持ちいい。好きなのは「GRAENSELOST」「BEGYOND DAEN MED EN SANG」「LYKKELIG BY」の3曲のミッドテンポのボッサ。
LUC HOFFMANN / Dance Rhythm LUC HOFFMANN / Dance Rhythm
( GALA )

33回転7インチに全8曲収録のお徳用インスト集は60年代スウェーデン産。リードはホーン部隊。まぁ、よくあるタイプのEASYカヴァー集だけど、A面冒頭、RICHARD ANTHONY「C'EST MA FETE」、おなじみPRESLEYの「BOSSA NOVA BABY」の2曲、あとはPAUL ANKAの「I'M WATCHING」がテンションが高くてうれしいです。
UWE BUSCKOTTER & HIS PARTY PLAYERS / If I were a Rich Bossa Nova Man UWE BUSCKOTTER & HIS PARTY PLAYERS / If I were a Rich Bossa Nova Man
( DECCA )

こちらのインストカヴァー集はドイツDECCA発。アレンジも演奏も上の盤より一枚上手でダイナミック。聴きどころはSHAKE HIPな「SANNY」、BOSSAアレンジの「THE SHADOW OF YOU SMILE」あたりかな。アルバムタイトルの元ネタはH.ALPERTもカヴァーする『屋根の上のヴァイオリン弾き』の「IF I WERE A RICH MAN」でもちろんその曲の収録。
THE NIGHT MEN / Ballate con i Successi di Tutto il Mondo THE NIGHT MEN / Ballate con i Successi di Tutto il Mondo
( BROADWAY )

タイトルを直訳すると“世界のヒット曲で踊れ!”みたいな感じっすかね、イタリアのTHE NIGHT MEN。だけどその割に「SIMONS SAYS」とか「LA LA MEANS I LOVE YOU」とか英米の曲しか見当たらないし、「SCARBOROUGH FAIR」でどうやって踊るのっていう話もあるんですが、とりあえず「FUNKY STREET」「TIGHTEN UP」のカヴァーがかっこいいから全然いいや。
AQUARIUS BAND / Same AQUARIUS BAND / Same
( CONTINENTAL )

なんでか判らないけど、このブラジルのグループ、CONTINENTALから何枚かアルバムをリリースしてるけど、SAME TITLE多いですねぇ。どうでもいいけど。この71年のS/T盤も欧米POPS/ROCKの唄ものカヴァーが中心。オルガンも効いててMODな空気いっぱいの「THAT'S WHAT I WANT」がいい。レアグルーヴィーなサンバ「SULTANA」もじわじわ持ち上がります。
MONTEFEORI COCKTAIL / Re*Shaken MONTEFEORI COCKTAIL / Re*Shaken
( IRMA )

イタリアIRMAのホープ、MONTEFEORI COCKTAILの2枚組リミックスアルバム。JAZZ BOSSAな辰緒さんリミックスの「ON A CLEAR DAY」 、ROCKIN' BOSSAな小西さんリミックスの「LA SEGRETARIA」、スキャットBOSSAなNICOLA CONTEリミックスの「SOFISTICATE」、おしゃれハウスな田中さんリミックスの「I FEEL LOVE」などなど、さながらREMIX最前線のショウケース。
SMALL CIRCLE OF FRIENDS / LOBBY、さよならサマーデイ SMALL CIRCLE OF FRIENDS / LOBBY、さよならサマーデイ
( BASQUE )

ひさびさのバンドスタイルのライブツアーHOLIDAYも最高だった、スモール・サークル・オブ・フレンズの新作アルバムからのシングルカット第一弾。グッとくるふたりのVOICE、詩の世界が素晴らしいのは言わずもがな、最近は東君のトラックメイクもますます冴えて、軽やかなD'N'B的ニュアンスの「LOBBY」、JAZZ FEELあふれる「さよならサマーデイ」ともに心地よく踊れます。あと、TDもすごくいいと思います。
Premium Cuts 004 Premium Cuts 004

拙作ですいません。ひさびさにMIX TAPE出しました。ジャンルだとか国だとか初出とかレアとかそういうのあまりこだわらないで、自分にとってのPREMIUMなCUTいろいろ、普段のPLAYに即した流れでMIXしました。あいかわらずな感じです。EQとか出音のレベルとか、なるたけ注意を払ったつもりですが。気が向いたら聴いてみてください。SPECIAL THANKS TO 辰緒さんです。
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