今月の10曲
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第3のオルガンバーWEBとともに水曜日を帯で担当させてもらうようになってから2度めのプレカツ感謝祭に遊びにきていただき、ありがとうございました。『Eon』『Enfance』『Original Recordings』『Swing in full』の全メンバー入り乱れ、久々にLA DEFONCEのライブも実現し、かなり“つゆだく”なアルコール摂取量の楽しく夜になりました。次回は10月30日、秋の大感謝祭をさらに盛りだくさんのサービスで計画していますので、これからもプレミアムカッツをよろしくお願いします。
 
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP 【MAY & JUNE】
〜JAZZ、BRAZIL、FRENCH、SOUL、RARE GROOVE、BREAKBEATS、HOUSE ETC. ETC.〜

06月05日(水)PREMIUM CUTS presents『Eon』
DJ:KAZI / ARAI / ATSUSI / 井手野敦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
06月12日(水)PREMIUM CUTS presents『Original Recordings』
DJ:颯波知子 / 中田裕紀 / 内柴克明 / 星野良介 / 韮澤貴彦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
06月19日(水)『Organ b. WEB』
DJ:須永辰緒/ WARA / 佐野真久 /鈴木雅尭
06月26日(水)PREMIUM CUTS presents『Swing in full』
DJ:吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭

07月03日(水)PREMIUM CUTS presents『Eon』
DJ:KAZI / ARAI / ATSUSI / 井手野敦 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月10日(水)PREMIUM CUTS presents『Enfance』
DJ:中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月17日(水)『Organ b. WEB』
DJ:須永辰緒/ WARA / 佐野真久 /鈴木雅尭
07月24日(水)PREMIUM CUTS presents『Swing in full』
DJ:吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
07月31日(水)PREMIUM CUTS presents『特別編(仮)』
NOW ON PLANNING
TWISTE ET CHANTE
BOB AZZAM / & the Great Expectations BOB AZZAM / & the Great Expectations
( EMI/COLUMBIA )

フランスからスウェーデンに拠点を移すと共に作風もラテン系インストからコーラスを重視したソフトロック風に変化したB.AZZAM。『GARDEN OF LOVE』に先駆けて70年に発表されたこのアルバムも『JENNY TAKE YOUR TIME』『GOTTA DO IT FOR ME』『SUPER AIR SERVICE』などのハーモニーロックを聴かせてくれます。『TEARS GO BY』は『LET'S CELEBRATE』に似た十八番の哀愁系ナンバー。
CHICO HAMILTON / The Gamut CHICO HAMILTON / The Gamut
( SOLID STATE )

ポジション的には“ハードバップ人脈きっての知性派ドラマー”らしいです、この人。どう知性派なんだか自分みたいな凡耳には判らないんですが、曲によってJ. ARNOLDのスキャット(『DAHT-DOO-DAM』)やボーカル(『BROADWAY』)をフィーチャーしたこのアルバムは、アドリブパートでのひとすじ縄ではいかないコード進行など、確かに個性的で大人っぽい印象。おなじみ『MSP』も収録。
PETER DUCHIN / Child of Mine PETER DUCHIN / Child of Mine
( EMI )

“CHEAPER BUT USEFUL”な、うれしい一枚。ラテン・パーカッションの効いたS. ROLLINSの『ST.THOMAS』、JAZZ FUNKなオリジナル『FA-LA』、C. STEVENSの名曲『ANGELSEA』、そしてA. BABSバージョンが人気の女性コーラスを交えた『BEEN TO CANAAN』(これはゆるいです。フロアユースなアレンジではありません。念のため)などなど、バラエティ豊かな73年盤。
ANITA GRAVINE / I Always Knew ANITA GRAVINE / I Always Knew
( STASH )

60年代からさまざまなセッションで活躍し、84年以降4枚のソロアルバムをDROPしているJAZZシンガーの85年セカンドアルバム。しかしいわゆる80年代臭さは皆無のオーソドックスなJAZZアレンジで全体はゆったりしたバラードチックなナンバーが支配してるんだけど、一曲、『COFFEE SONG』だけは、ストリングスやホーンも配した楽しいJAZZ SAMBAで、いいノリしてます。
MIKE SAMMES SINGERS / AND I LOVE YOU SO MIKE SAMMES SINGERS / AND I LOVE YOU SO
( SOUNDS SUPERB )

おなじみのコーラスグループの74年盤。この人たちのキャリアの中では最近作の方だと思いますが。これもやっぱり全体的には静かな曲が大勢を占める中、BACHARACH-DAVIDの「KNOWING WHEN TO LEAVE」がGROOVYなソフトロック的アレンジでうれしい。それと「YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE」かな。あと、そんな打ってる訳じゃないけどコーラスが沁みるJ. FELICIANOの「RAIN」。
KERRIE BIDELL / Same KERRIE BIDELL / Same
( BOOTLEG )

オーストラリア人シンガーの73年作アルバムはスローナンバーSIDEなA面、DORISの「OH ME OH MY」、C. KINGの「BACK TO CALIFORNIA」などロッキンSIDEっていう趣きのB面。特にSLY & THE FAMILY STONEの代表曲「SING A SIMPLE SONG」がナイスCOVER。なんていうか、存分にGROOVYなんだけど暑苦し過ぎないヴォーカルの雰囲気が、この曲にはなんだか新鮮。
RONIE & CENTRAL DO BRASIL / Same RONIE & CENTRAL DO BRASIL / Same
( TAPECAR )

BOSSA TRESやBOSSA RIOのドラマーだった人みたいですね、このR. MESQUITAさん。このリーダーアルバムでは、男女混声のコーラスを活かしたライトタッチのPOP SAMBAを気持ちよさそうに演ってます。特に印象的な唄メロの「ATOA ATOA」は何度聴いても心魅かれます。あとはスキャットパートが何処とはなしに「AMAZONAS」に似た「REMELEXO」かな。
JOSE MENEZES / Os Velhhinhos Transviados na Curtisom JOSE MENEZES / Os Velhhinhos Transviados na Curtisom
( RCA )

ブラジル盤をもう一枚。インスト物。M. CREUZAも歌うおなじみ「VOCE ABUSOU」なんかはオーソドックスなMID SAMBAアレンジで悪くないけど、他は何故かバンジョーとかが幅を利かせるDIXIELAND STYLE(?)。「SHIRLEY SEXY」も微妙に力の抜けた出来。RONIE〜と並べるのは出来的にちょっと気が引けるけど、SHIRLEY SEXY COLLECTORの方に。
TEENAGE-RHYTHM TODAY TEENAGE-RHYTHM TODAY
( COLUMBIA )

このタイトルにこのジャケ。チェックしちゃいますね、大体。これはB. GREGGっていう人とF. HUNTERっていう人のカップリングインストアルバムで、SHAKE、GO-GO、BOGALOOのオンパレード。なんていうかタモリ倶楽部のテーマ曲(SHORT SHORTS=はみパン)みたいな猥雑でエネルギッシュな雰囲気を想像してもらえば遠くはないかもです。「LET'S STOMP」「WATERMELON MAN」「THE JIVE SAMBA」などなど。
HALLIMASCH / Canta HALLIMASCH / Canta
( EMI )

ドイツのブラジリアン・フュージョン・グループの81年盤で、インストと唄もの(男女混声)がほぼ半々。楽器使いとかメロディーラインとかに微妙に中東的なものを感じる曲もあったりして不思議な雰囲気。そんな中で自分のお気に入りは「CANTA」「OH LA LA」の2曲。前者はトリステーザほどじゃないけど、悪くない合唱系SAMBA。「OH LA LA」はちょっとA. PEREYRAに似た涼し気なギターSAMBA。
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