今月の10曲
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新年あけましておめでとうございます。今年もいい音楽を通じてたくさんのたのしい時間をみなさんと共有出来ればと思っています。とここまで書いたところで白状すれば、今はまだ年は明けていません。辰緒さんと小西さんとそれから自分も参加させていただくカウントダウンパーティー@オルガンバーを明日に控えた30日です。正月のうちに仕上げなければならない仕事が重なっているため、ずるずるとUPが遅れないうちに原稿を書いている次第。今回のカウントダウンはどんな感じで盛り上がるんでしょうか。猪木軍対K-1の勝負の行方は?・・・そんな話題も含めてまた楽しいお酒が飲めるといいですね。今年もオルガンバーならびにプレミアムカッツ、そしてブルーカフェをよろしくお願いします。
A HAPPY NEW YEAR FOR WORLD PEACE!
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP
〜JAZZ、BRASIL、FRENCH、RARE GROOVE、HIP HOP、HOUSE ETC〜

09日(水)PREMIUM CUTS presents『Enfance
DJ: 中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
16日(水)『Organ b. WEB
DJ: 須永辰緒 / WARA / 佐野真久 / 鈴木雅尭
23日(水)PREMIUM CUTS presents『Swing in full
DJ: 吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
30日(水)PREMIUM CUTS presents『Hi-Fidelity(仮)』(NEW PARTY)
DJ: 韮澤貴彦 / 星野良介 / 内柴克明 / 堀内知子 / 中田裕紀 / 佐野真久 / 鈴木雅尭

■鈴木雅尭 年末年始地方営業スケジュール
02月02日(土)@長崎 IUGO
02月03日(日)@佐賀 LOOP
02月09日(土)@松江 HIDRO REACTION
TWISTE ET CHANTE
JAZZ ON THE ROAD JAZZ ON THE ROAD
( HOCTOR RECORDS )

ジャケの女子、ROBIN HOCTORはたぶんレーベルオーナーの奥方か娘。そのプロフィールとかはバッチリ記載しているくせにバンド名が一切無記名のUSローカルアルバム。12 ARRANGEMENTS FOR MODERN JAZZとは書かれているけど、むしろFUNK、RARE GROOVE的匂い。「DO IT AGAIN」「COSCO KID」「GET IT ON」など。HORNとHAMMONDが熱い。
PEGGY LEE / The Sounds of the Seventies PEGGY LEE / The Sounds of the Seventies
( CAPITOL )

アメリカの唄姫P.リーのLIMITED EDITIONの一作は、ビッグバンドを女性コーラス隊を従えたゴージャスな仕上がりで、タイトル通り70年代(前半)の名曲をSEXYに熱唱。粘り気たっぷりのGROOVYな「SITTIN' ON THE DOCK OF BAY」「SPINNING WHEEL」、そしてラテンタッチの「MANNA」などなど。
OS SAMBAMBAS / Brasil Futebol e Samba OS SAMBAMBAS / Brasil Futebol e Samba
( GEL )

タイトルでお判りの通り、サッカー絡みのブラジル盤。曲の頭に「GOA〜〜〜〜〜L!」みたいな熱い実況の声がインサートされる。曲はブラジル得意の2〜3曲のメドレー単位で、コーラス隊も楽し気なハッピー・ナンバー満載。そんな中にあって、G.ジル・バージョンなどで知られる「MARACATU ATOMICO」から「GOSTAVA TANTO DE VOCE」への流れが激FUNKY TUNE。
PRIMO 7 / Pinta o Sete PRIMO 7 / Pinta o Sete
( MUSIDISC )

こういうジャケのデザイン感覚って、なんかブラジル特有のようなものっていう気がする。いや、かっこいい。中身の方は、オルガンと男性コーラスをリードに立てたJAZZ&BOSSA集。ホーンアレンジも躍動感にあふれて気持ちが沸き立ってくる。特にアタックの強いホーン・リフとオルガン・ソロが特長の「BALANCO DO RIO」が印象深い。
BRASILIAN COMBO / Brasilia Carnival BRASILIAN COMBO / Brasilia Carnival
( MUSIDISC )

こちらのMUSIDISCはフランス・プレス。シンセとかの使い方からすると80年代頭くらいの作品かなぁ。J.ニロヴィックの例の「HOMMAGE A PELE」みたいなひたすら陽気なコーラスSAMBAがずらりと並んでいて、「BRIGITTE BARDOT」「A BANDA」など特に使える。手品曲の定番「EL BIMBO」のフルヴォーカル版は笑えるけど。
PARVARIM TROPICAL / Brazilian Songs PARVARIM TROPICAL / Brazilian Songs
( CBS )

イスラエルの男性DUOのヘブライ語によるブラジル音楽集は、思いの他まっとうな作りで、クオリティもあなどれない。唄も爽やか、リズムもそれなりしっかりタイトだし、ホーン、ストリングスなども要所を締めていて、聴いていて気持ちいい。81年作ながら、聴いた感じは60年代末期ぐらいの雰囲気。「PONTEIO」「BIM BOM」「MANHA DE CARNAVAL」など。
CAITO / En Bossa y Algo Mas CAITO / En Bossa y Algo Mas
( VEDETTE )

A.ペレイラと同タイプのアルゼンチンのギタリストのボサノヴァ集。SMALL COMBOをバックにしたシンプルなアレンジで、しみじみ聴かせる。ジョビンの「INSENSATEZ」ではH.ディアスのハーモニカとギターの絡みが素晴らしい。「EL DIA QUE ME QUIERA」は何故か無記名ながらキュートな女性スキャットを切ないメロディを唄うナイスBOSSA。
MONICA ZETTERLUND / Make Mine Swedish Style MONICA ZETTERLUND / Make Mine Swedish Style
( PHILIPS )

クラバーからJAZZマニアのおじさまたちまで広くファンを持つスウェーデンJAZZシンガー、M.ゼターランド。ジャケ写も可愛いく、インティメイトな感じが人気の秘密だろうか。多くのカヴァー・バージョンの大体がゆったりしたものが多い「SPEAK LOW」がここでは珍しいJAZZ&BOSSAスタイルに。「BLUE PRELUDE」の軽やかなSWING感もいい。
GRETHE & JOGEN INGMAN / Same GRETHE & JOGEN INGMAN / Same
( METRONOME )

同じくスウェーデンから、こちらはPOPSよりの女性シンガーとそのご主人のギタリストの70年作。「SPRING IS ALWAYS GREEN」はタイトルのイメージのままの爽やかさに満ちたHAPPY SAMBA。「RELAX,BOY」は2ビート系GO-GO。夜の雰囲気でJAZZYに演奏されることの多い「ALLEY CAT」がここでは“おしゃまな横丁の野良猫チャン”な感じの楽しいアレンジに。
ANNE HAIGIS / For Here Where the Life is ANNE HAIGIS / For Here Where the Life is
( MOOD )

けっこうな数のアルバムをdropしているようです、このドイツ人女性シンガー。この81年作はやっぱり年代的にFUSION POPSな匂いがプンプンでシンセドラムとかかなりつらいものがあるんだけど、一曲、F.プリムのバージョンで人気の、M.コロンビエの傑作SAMBA「SAMBA MICHEL」のカヴァーだけは別。ホーンもコーラスも申し分なく、まさにこみあげ系絶品の一作。まぁ、元がいいからね。
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