今月の10曲
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オルガンバーの水曜日は、JAZZ、SOUL、BRAZIL、HOUSEなどを中心に、活きのいい若手DJチームが週替わりでお贈りするPREMIUM CUTS。手前味噌な物言いで恐縮ですが、どのチームも志としては、ただ“きちんとDJします”みたいなスタンスじゃなくて、その日一晩、遊びに来てくれた人たちと一緒にいかに愉快な夜をつくれるか、盛り上げていけるかっていうことを一所懸命考えて、楽しく酔っ払いながら頑張っています。いや実際、どの箱だって誰だってみんなそうやって頑張っている訳ですが。もちろん手練のベテランDJやオーガナイザーの人たちと比べれば未熟さや至らない点が(鈴木も当然含めて)目につくところも多々あるでしょうけど、みんな“オルガンバーに対するお客さんの期待”みたいなことを自覚しつつ、毎回精一杯今の気分の空間デザインを心がけているので、平日ど真ん中、どこで遊ぼうかなぁなんて迷っているときは、ぜひオルガンバーを覗いてみてください。連中に声をかけてくれれば、きっとテキーラのおもてなしもあると思います。(鈴木雅尭)
 
プレカツ各週のDJたちが全員集合した、9月5日の【プレカツ感謝祭】。愉しかったね。
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP
〜JAZZ、BRASIL、FRENCH、RARE GROOVE、HIP HOP、HOUSE ETC〜

07日(水)『Eon
DJ: KAZI / ARAI / ATSUSI / 佐野真久 / 鈴木雅尭  LIVE:La Defonce
14日(水)『Enfance
DJ: 中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅尭
21日(水)『ORGAN BAR 6th ANNIVERSARY
28日(水)『Swing in full
DJ: 吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅尭

■鈴木雅尭年内地方営業スケジュール
11月11日(日)@大阪TAKASHIMAYA
12月21日(金)@仙台SHAFT(with AFRO LOUNGE QUALTET)
12月27日(木)@金沢NO SPACE
TWISTE ET CHANTE
CACULINHA / Aponta o Sucesso CACULINHA / Aponta o Sucesso
( COPACABANA )

男女混声コーラス隊を従えた1970年産BRASILIAN & LATIN EASY SOUND。全体的にはよくある軽い感触でインパクトも弱いけど、A-1のJ.ベン作「EU TAMBEM QUERO MOCOTO」のカヴァーのみ、リズムは跳ねるは、コーラスは弾むはで格段にGROOVY。
O QUARTETO / Antologia da Bossa Nova O QUARTETO / Antologia da Bossa Nova
( PHILIPS )

同じくブラジル。こちらはかなりのテクニックを持った男性4人のコーラスグループ。そしてこれも同じく気持ちよく踊れそうなのは一曲だけ。でもすごくいいカヴァー、おなじみ「QUAQUARAQUAQUA〜DEIXA」。あとは、まったり「CORCOVADO」のカヴァーなど。
PAPIDINHO / Especial! PAPIDINHO / Especial!
( PAT )

以前MARQUEE誌上で別盤を紹介したミスターPISTON(トランペット)。「YE-MELE」の軽快なカヴァーではじまり、JAZZ&BOSSAスタイルの「LOVE FOR SALE」、オリジナルの1.5割増しに愉しい「SEGURA ESSE SAMBA OGUNHE」、渡辺貞夫の「CUPYD'S SONG」など盛りだくさん。
V.A. / TESOURO MUSICAL V.A. / TESOURO MUSICAL
( ODEON )

68年当時のBRAZIL ODEONナンバーを集めたコンピ盤。トリオ・エスペランサ、W.シモナル、M.ヴァーレなど、そうそうたる面子。の割には圧倒的に古っちい曲率が高いのが残念だけど、E.ソアレスの「CHOVE CHUVA」とデニー&ディーノの「O GRANDE DIA」がキラー水準を軽くクリア。
GREETJE KAUFFELD / Some Other Spring GREETJE KAUFFELD / Some Other Spring
( CNR )

オランダの女性シンガー、G.カウフェルドはPOLYDOR盤『AND LET THE MUSIC PLAY』が人気だけど、このオランダCNR81年盤も「WHEN YOU WISH UPON A STAR」「SOMEWHERE OVER THE RAIBOW」などを夢見るようなSOFT JAZZ&BOSSAで軽やかに歌い上げ、ひたすら心地いいっす。
JUDITH RAVITZ / PARTICIPAGAO JUDITH RAVITZ / PARTICIPAGAO
( CBS )

イスラエルの女性シンガーのJ.ベン楽曲カヴァー集。不思議な組み合わせですね。「QUE PENA」はミッドテンポの気持ちいいBOSSAアレンジ、「ZAZUERA」はFUNKY SAMBAスタイル、そしてピークタイムどんと来いの4つ打ちアッパー・バージョン「TAJ MAHAL」でイエーッ。
MONSERATE / Starring Lyda Zamora MONSERATE / Starring Lyda Zamora
( TELEFUNKEN )

同じく4つ打ちDISCOアレンジの女性ヴォーカル盤「ESO BESO」は、西ドイツ78年作。ここらへんの音は、微妙にサンバ風味だったりすると、例えばTWO MAN SOUNDの「SAMBA SAMBA」などにつないで好んで最近使っています。BRAZILIANからHOUSEの流れにも持っていくにも重宝だしネ。
BIG BAND FRANK PLEYER / Full House BIG BAND FRANK PLEYER / Full House
( HAPPY RECORDS )

MARQUEE12月1日発売号で自分が担当した“HORN ON GROOVE”で惜しくも扱えなかった西ドイツ産ライブラリー。このレーベルはどの曲も3〜4分前後できちんと楽曲になっていて好き。この一枚もタイトル通りのぶ厚い音でレベル高し。特に高速LATIN JAZZ「PUESTA DEL SOL」がいい。
MERIT HAMMINGSON & THE MORITONES / Rhythm & Blues MERIT HAMMINGSON & THE MORITONES / Rhythm & Blues
( JOKER )

オルガンとサックスをリードにしたイタリア産のGROOVY INST.ユニット。「SOUL BOSSA NOVA」「WATERMELON MAN」「THE PINK PANTHER」「ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME」などなど。なんだかナイトクラブの箱バンっぽい下世話なエネルギーにあふれていて楽しい。
GIMMICKS / Hall i Gang GIMMICKS / Hall i Gang
( DISCOFON )

『BRAZILIAN SAMBA』と内容的に双へきをなす、全編スウェーデン語で唄われたギミックス69年の傑作アルバム。『BRAZILIAN SAMBA』とはアレンジも違う「HALL I GANG (RODA)」や「JOKERN (THE JOKER)」、「THERESA (TRISTESA)」「CHING CHING,HEJ HEJ (CHING-CHING-CHING-CHING)」などなど。
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