今月の10曲
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 今年の夏も地方のいくつかのパーティーからお誘いを受け、レコードバッグを引きずって旅をしてきましたが、地元のレコ屋さんで思わぬ収穫があって重たいレコバッグをさらに重くしたり、土地の旨いものをごちそうになったり土地の名所に案内してもらって感動したり、思わぬハプニングや話の種になるような出来事があったり、もちろん、イベントであたたかく迎えられてすごいDJ'sハイを味わせてもらったりと、楽しい想い出がたくさん出来ました。呼んでいただいたスタッフの人たち、近県からも遊びに来てくれたお客さんたち、いつもありがとうございます。また呼んでください。これからの予定としては<10/19fri@山形GET(with U.F.O.松浦俊夫)><11/3sat@福岡Q'S(with BLUE CAFE TEAM)>が決定しています。近郊の方もぜひ遊びに来てください。そして旅の土産話の方は、少しの酒の肴代わりにはなるような話も出来ると思いますので(ね、ワカタ君?)、オルガンバーで見かけたら声をかけてください。(鈴木雅憲)
おかげさまで、地方でも好評をいただいているようです。MIX TAPE『PREMIUM CUTS』001および002
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP
〜JAZZ、BRASIL、FRENCH、RARE GROOVE、HIP HOP、HOUSE ETC〜

05日(水)『PREMIUM CUTS 感謝祭
DJ: PREMIUM CUTS ALL STUFF  LIVE: La Defonce
12日(水)『Enfance
DJ: 中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅憲
19日(水)『Organ b. WEB
DJ: 須永辰諸 / WARA / 佐野真久 / 鈴木雅憲
26日(水)『Swing in full
DJ: 吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅憲

TWISTE ET CHANTE
GIANNI FERRIO / Il Killer GIANNI FERRIO / Il Killer
( CAM )

イタリアン・サスペンスコメディのサウンドトラックはG.フェリオの軽快なスコアが並ぶ。インストVerとヴォーカルVer.がどちらも捨てがたい味のメインテーマ「STRANA GENTE」は、シタールの効いたJAZZ GO-GO。「MR.ICECREAM NEL CHIOSTRO」はそのメインテーマのBOSSA Ver.。「SEMIFREDDO」は相当にスタイリッシュなUP TEMPO JAZZ。
VLADIMIR COSMA / Le Retour du Grand Blond VLADIMIR COSMA / Le Retour du Grand Blond
( PHILIPS )

こちらはV.コスマが手がけたサントラながら、映画の内容は不明。ジャケから類推するとクラシックサウンドのように思うがさにあらず。V.コスマのブラジリアン趣味炸裂の一枚。「ALLO SAMBA」は例の「SAMBA CUECA」に直結する、フルオケのHAPPY SAMBA。「BOSSA DES TUEURS」はグラマラスなMID TEMPO BOSSA。「BLACKFINGER」は明らかにGOLDFINGERのパロディのHIPなスパイ・サウンド。
DANIELE PATUCCHI / Brasil Meu Amor DANIELE PATUCCHI / Brasil Meu Amor
( CAM )

タイトル通りのブラジル賛歌は、カナダCAMレーベル発。内容的にはJ・パーネルの『BRAZILIANA』(UK)とかF・バルドーの『LIVE IN RIO』(SWE)などと近似値。リズムとコーラスの録音はブラジル。オーケストレーション録音がカナダ。「CANTO de OSSANHA」「PAIS TROPICAL」「BERIMBAU」「MARIA VAI CON AS」などナイスボッサ&サンバのカヴァー満載。
BARBARA MOORE / Bright & Shining BARBARA MOORE / Bright & Shining
( Sylvester Music )

『VOCAL SHADE & TONES』が大人気で再発までしたB.ムーアが、そのDE WOLFEの系列であるSYLVESTERに残したスキャット・アルバム。すべてB.ムーア作。数曲では作詞も手がけている。「FLY ME HIGH」はミッドテンポのボッサ。フィリーソウル的ニュアンスのヴォーカルナンバー「STAY WITH ME」やソフトロックナンバー「FEEL FINE」など、全体にソウルフルなアレンジ。
PETER BEASSON / Holiday for Voices PETER BEASSON / Holiday for Voices
( SOUND WAYS )

こちらはフランスのライブラリーレーベルSOUND WAYSのVol.1で、タイトル通りSCAT VOICEをフィーチャーしたさまざまなタイプの曲が並ぶ。女性SCATのGO-GOナンバー「POP EYE」、男性SCATのDRIVING TUNE「TOP SIGNAL TWO」などなど。高速女性SCAT JAZZ「WALLE-STREET」は『IL KILLER』の「SEMIFREDDO」につないで使いたい。
BRIGITTE BARDOT / C'est une Bossa Nova BRIGITTE BARDOT / C'est une Bossa Nova
( BARCLAY )

バレバレですが、ジャケ買いの7インチ。71年リリース当時にこのジャケ写が撮られたのだとすると、ブリッジット・バルドー37歳、円熟のセミヌード。まぁ今の日本の芸能界では珍しくもないですね。肝心の曲の方は、唄の下手さを思いきったウィスパーで誤魔化す甘口のBOSSA。関係ないけどB.B.って3サイズがB99、W49、H89だったらしい。ウ〜ン・・・。
MARIA VINCENT / Taim Taim la Ta Taim MARIA VINCENT / Taim Taim la Ta Taim
( COLOMBA )

プロフィールもディスコグラフィーも不明のフレンチ・シンガーの7インチ。日本人の勝手な感覚だけど、お上品なフレンチっていうより陽気なイタリアンっていうイメージの下町っぽく楽しいPOP BOSSA。タイトルのワード「TAIM TAIM LA TA TAIM」がコーラスで連呼されるサビ部分がひたすらキャッチーで踊れます。
SPAGHETTI HEAD / A Big Noise From Winnetka SPAGHETTI HEAD / A Big Noise From Winnetka
( DISQUES CARRERE )

B.HAGGARTのスタンダードナンバーをド迫力のDRUM & PERCUSSION BREAKと口笛でカヴァーしたおもいっきしGROOVYなフランス7インチ盤。由緒正しいネタ盤。B面の「FUNKY AXE」もおそらくHIP HOP方面の人たちにはよく知られたBREAK BEATSナンバーなんだと思う、わからないけど。とにかく両面とも破格にタフ。腰に来る。
IVAN JULLIAN / L'orchestre IVAN JULLIAN / L'orchestre
( BINGOW )

カフェのテーブルに雪のつもったSTATICな写真が印象的な、フランスのJAZZトランペッターI.ジュリアンのリーダーアルバム。「BATUCADA POR UMA CIDADE DESCONIAHECIDA」っていうやたら長いタイトルのB-1が珠玉のBIG BAND JAZZ SAMBA。テーマの切ないメロディ、それを奏でるホーンSECTIONが見事で、飽くことがない。いかにも構成とアンサンブルを重視するヨーロピアンJAZZの典型。
THE MAJESTICS / Here Come da Judge THE MAJESTICS / Here Come da Judge
( ARC )

カナダ発のファンキーアンセム。「MR.PITFUL」「THE HORSE」「TELL MAMA」などMOHAWKSばりのORGAN MOD SOUL。「I GOT YOU BABE」「IT SHOULD HAVE BEEN ME」ではゲストのJACKIE GABRIELが粘り気満点の黒いヴォーカルを披露。そしてなによりうれしい「TIGHTEN UP」のファンキーカヴァー!
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