今月の10曲
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 MIX TAPE『PREMIUM CUTS 002』のMIX作業が完了しました。発売は7月末を予定しています。オルガンバーの水曜日やBLUE CAFEなどにお越しいただいている皆さんにはおなじみの曲や、最近の仕込みのものなど、全90分32曲。一応クラブでのプレイを想定した流れでMIXしていますので、並音量でBGM的に、あるいは大音量でフロア気分を楽しんでもらえれば幸いです。(鈴木雅憲)
PREMIUM CUTS 002 SINCERELY

side A
intro
PEDDRERS / IRRESISTABLE YOU(ROCKIN' SWING with ハンドクラップ)
DOROTHY ELLISON / HIT THE ROAD JACK (東独 AMIGA からのGROOVY JAZZ VOCAL)
DELLA REESE / BLUE SKIES(マッシヴ BIG BAND JAZZ VOCAL)
APRIL SET / BOSSA PRESSO (新曲です)
CATERINA VALENTE / BALA COMO BALA (スキャット・ブラジリアン with ヴァレンテ・シンガーズ)
ROGER WEBB SOUND / DAZZLE (ロジャー・ウェブ meets バーバラ・ムーア)
THE YOUNG GENERATION / PRETTY (オルガンバークラシックス)
PAUL MAULIAT / LA FETE (フルオケVer.。リズムの太さはLA FETEカヴァー随一)
JOHN SCHROEDER / PARAMARIBO (連弾ピアノ+ホーンの高速JAZZ)
ETHEL ENNIS / WHO WILL BUY (ジョン・ルシアンのバージョンより早めの女性ヴォーカル・カヴァー)
MARIE MYRIAM / LA CHANSON DE JULIE (さびメロのラララ・コーラスが印象的なフレンチ・ソング)
BIRGIT LYSTAGER / CHRISTINA (TRISTEZA) (リル・リンドフォルス同様、子供コーラス隊と共に)
AUGUSTO MARTELLI / SUMMERTIME (ヴォーカル男気入りまくりのレアグルーヴィーカヴァー)
PERY RIBEIRO / SO QUERO (ベテラン・シンガーのブラジリアン・レアグルーヴ)
THE RENAISSANCE / WALK ON BY (バカラック meets バロック)
JEAN LECCIA / LES CERFS-VOLANTS (フレンチ・サントラから高速スキャットJAZZ)
intermission

side B
REG WILSON / THE WINDMILLS OF YOUR MIND (ピアノ&スキャットによるM・ルグラン・カヴァー)
MIGUEL ANGEL / DEIXA ISSO PRA LA (男女コーラス隊のブラジリアン・カヴァー)
ORNELLA VANONI / SAMBA DELLA ROSA (イタリア人女性シンガーによる哀愁のマカロニ・ボッサ)
JOE FENDER / ABRASSADO (西独ライブラリーからスキャット・ソフトロック)
LES MYLADYS / JAZZ A GOGO (カナディアン・フレンチ。女の子3人組のF・ギャル・カヴァー)
GROUP SIX PLAYERS / TIME CHECK (KPMライブラリーから傑作MODAL JAZZ)
SACHA DISTEL / DEJA(DEIXA) (フレンチ・シンガーによるブラジリアン・ソングのビッグバンド・カヴァー)
JO CARLIER / AQUARELLA (NICO GOMEZ代表曲をトランペット&女性ヴォーカルでカヴァー)
ORQESTRA NAMRADOS/ SHIRLEY SEXY (ブラジルの名オケ&コーラス隊がファンキーにカヴァー)
SONIA SANTOS / CRIOULA (切れ味鋭いブラスを従えた女性ヴォーカルのアッパー・サンバ)
EARLON CHAVES / TESTAMENTO (開放感いっぱいのダイナミックなコーラス・サンバ)
intermission
ANNITA HARIS / THE CLAPPING SONG (シャーリー・エリスに負けず劣らずグルーヴィー)
TRIO ESPERANCA / GEOGY GIRL (ブラジリアン・コーラス・グループによるGO-GOカヴァー)
CLIFF RICHARD / FLY ME TO THE MOON (ボッサライクなイントロから一転、ファンキーな2ビートへ)
BOB AZZAM / LET'S CELEBRATE (スウェーディッシュ・フレンチ。BLUE CAFEクラシックス)
JOSE BARTEL / MARIN, AMI, AMANT OU MARI (仏男性歌手によるロシュフォール挿入歌カヴァー)
outro
PREMIUM CUTS presents WEDNESDAY'S LINE UP
〜JAZZ、BRASIL、FRENCH、RARE GROOVE、HIP HOP、HOUSE ETC〜

第一水曜日『みんなのうた
DJ: KUCHA / KAZI / 金森哲郎 / 佐野真久 / 鈴木雅憲  LIVE: La Defonce
偶数月第二水曜日『組曲
DJ: 佐々木 実(37 Rocks) / TETSU(from ESSENCE) / 吉田祐輔 / 佐野真久 / 鈴木雅憲
奇数月第二水曜日『Enfance
DJ: 中村陽一郎 / 中島雄一郎 / 菅原信太郎 / 池谷啓介 / 佐野真久 / 鈴木雅憲
第三水曜日『Organ b. WEB
DJ: 須永辰諸 / WARA / 佐野真久 / 鈴木雅憲
第四水曜日『Swing in full
DJ: 吉田広輔 / 佐藤淳一 / 西宮 / 佐野真久 / 鈴木雅憲
第五水曜日『ローロヴァッツ』(5月、8月、10月)
DJ: 渡辺由里 / 宮里 卓 / 神納光平 / 鈴木雅憲

TWISTE ET CHANTE
AMEDEO TOMMASI / The Sound AMEDEO TOMMASI / The Sound
( CENACOLO )

イタリアのJAZZキーボードプレイヤー、A・トマシのリーダー・アルバムは、全編、ブラジリアン・タッチの傑作。特に必聴はA-1のその名も『BRASILIA』。スネアとリムの効いたタイトなドラムとアコギ、ピアノのバッキングに乗せて、フレンチホルン、フルート、ハープシコードがいかにもイタリアらしい哀愁系の印象的メロを奏でていくフロアユースな傑作JAZZボッサです。
AUGUSTO MARTELLI / Summertime AUGUSTO MARTELLI / Summertime
( P.D.U. )

サントラ、ライブラリーなども含めてたくさんの作品を出しているA・マルテリなので確証がある訳ではないですが、たぶん7インチ・オンリー。7インチ・オンリーだから偉い訳ではもちろんなくて、要はまれにみるほどタフでかっこいい『サマータイム』フル・ヴォーカル・カヴァー。ちなみに反対面『BIRIMBAO』は例の曲とは別物で、これも歌もの。やはり半端なくGROOVY。
PERY RIBEIRO / Same PERY RIBEIRO / Same
( ODEON )

ブラジルの男性シンガーの72年作。この人も多作。でもクラブユースっていう観点からは外れ(バラード主体とか)のアルバムもかなりあるので、見つけたらまず試聴を。このアルバムは半分以上の曲がフロアユースでお薦め。相当にソウルフル。M・ミランダ・プロデュース。ファンキー度合いは、例えばC・ソアレスの横顔ジャケ(モノクロ&カラー)盤の1.5割り増しっていう感じで。
CONJUNTO FARROUPILHA / Os Farroupilhas na TV CONJUNTO FARROUPILHA / Os Farroupilhas na TV
( COLUMBIA )

ジャケからはまったく想像できないけど、とてもソフィストケイトされた、小洒落たハーモニーを聴かせるブラジルのコーラスグループのテレビ番組サントラ盤。LYRIO PANICALIっていう人のオーケストレーションも含めて、アメリカのイージーJAZZ系コーラスグループの影響を多分に受けているように思われます。特に『O PATO』はチャーミングな仕上がりが楽しいラウンジ・ボッサ。
THE CATERINA VALENTE SINGERS / Same THE CATERINA VALENTE SINGERS / Same
( DECCA )

コーラス・グループつながりで。こちらもラウンジ・ユースな傑作。なにせプロデュースがJ・キーティング。下町姉さんっぽい普段の(他アルバムの)C・ヴァレンテからは想像もつかないほど上品でハイクラスなコーラスワーク(ほぼ全編スキャットのみ)を聴かせてくれます。ボッサスタイルの『STARDUST』、口トランペットが楽しい『MIDNIGHT IN MOSCOW』などなど。
LILIAN ATTERER WITH MAURICE POPP / 77 Sunset Strip LILIAN ATTERER WITH MAURICE POPP / 77 Sunset Strip
( MPS )

68年のmiss(西)ドイツらしいです、このリリアン・アテア(って読むんですか?)っていう人。そのプロモーション活動の一環なんだかどうだかわからないけどとにかくMPSの7インチ。彼女のご愛嬌のヴォーカルをフィーチャーしたA面のイエイエも悪くはないけど、彼女抜きのB面の『サンセット"77』が秀逸。さすがM・ポップ。スキャット隊も踊るダイナミックなJAZZ GO-GO。
GEORGES JOUVIN / Pour Danser... GEORGES JOUVIN / Pour Danser...
( EMI )

多作ということでいえばこの人も人後に落ちないG・ジュヴァン(仏)。基本的にはジャケの通りトランペット・メインのインストものなんだけど、アルバムに数曲コーラス隊を使っていることがあって、やっぱり声があるのとないのでは締まり方が違うと思うんだけど、ここでも目玉の『ZOZOI』のカヴァーではちゃんと「ケスクセ〜」っていう例のリフレインにコーラスを導入。いい感じです。
PAUL PIOT / Choeurs PAUL PIOT / Choeurs
( TELEMUSIC )

フランスTELEMUSICの72年のライブラリーで、その名も<コーラス>。チャペルのライブラリーなんかでもDJにはおなじみの人。オルガン、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、パーカスのソフトロック系バッキング。コーラスのつくりは、男女のユニゾンの感じがジャンピング・ジャックスによく似ています。『TOUS EN SCENE』が踊りやすいBPMだし、よく使っています。
VIGON / Popcorn Popcorn VIGON / Popcorn Popcorn
( EGG )

若き日のジェームス・ブラウン、ではありません。顔も中身も似てるけど。フランス発の激ファンキーな7インチ。ファットでイルなドラムブレイクからハモンド、シャッフルギターときて、女性コーラス隊とともにシャウト一発。B面のバリエーション曲もドラムブレイク始まり。最近こういったいわゆるレアグルーヴっぽい骨太の曲がまた気分になってきていて、C・アントリーニなんかと共によくかけます。
GIMMICKS / Mixed Up Lyidia's Pickin' Up Painted Ping Pong Balls GIMMICKS / Mixed Up Lyidia's Pickin' Up Painted Ping Pong Balls
( POLYDOR )

ギミックスの70年のアルバムは、ファーストでしょうか。よくわかりませんが、<アカプルコ>や<スウェーデン>なんかに比べると荒削りだけど、ジャズロックっぽい曲からフォーキーなものまで、そして組曲っぽいことをやったりと自由にいろいろなことにトライしてる感じです。そんな中で『THE DRUMMER MAN』は、『ココロコ・サンバ』にも似たいわゆるギミックス節炸裂のHAPPYコーラス・サンバ。
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