BLUECAFE
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【BLUE CAFE REPORT】9/22(金)BLUE CAFE with 青木カレン
◆9月のブルーカフェのゲストは話題のジャズ・シンガー青木カレンさん。当初はカレンさん一人のブース・ライブを予定していたのですが、カレンさんの提案で新進ユニットJABBERLOOPとの共演が急きょ決定。まさに本格的なJAZZセッションが実現したうれしい夜でした。

◆まずは京都出身のJAZZユニットJABBERLOOPの登場。tp、sax、key、ds、bs、djの息の合った6人が繰り出すGROOVEは、CLUB JAZZとかJAZZ FUNKとかというカテゴリーに収まることを拒むような自由さと新鮮さ、スケールの大きさを感じさせてくれ、フロアをヒートアップさせてくれました。ちなみにこのときもらったサンプル盤は、いま僕のヘヴィーローテーションになっています。

◆さていよいよ青木カレンさんの登場。CLUB系パーティーでは共演することも多いというJABBERLOOPとの息もぴったりで、ときにしっとりと、ときに激しく、数々のライブで鍛えた存在感に満ちた美しい歌を聴かせてくれました。アンコールも生まれたあっという間の45分間。ありがとうございました!
JABBERLOOP OFFICIAL SITE http://www.jabberloop.com/
青木カレン OFFICIAL SITE http://www.aokikaren.jp/
【ALBUM INFORMATION】アルバム『BLUE CAFE / V.A.』やっとやっと発売日大決定です!
◆レーベルサイドの事情で発売日が延び延びになっていたBLUE CAFE6年間の集大成、アルバム『ブルーカフェ / V.A.』ですが、やっと10月25日(水)に大決定しました。ちなみにイニシャル(初回オーダー)でもう完売状態のようですので、ぜひお早めにお買い求めください。HMV、タワーレコードなどのメガストアをはじめ、DMR、JETSET、ディスクユニオンなどで取り扱い予定です。

◆リエディットや初公開トラックなども満載したブルーカフェ6年の歴史を凝縮した本作。楽曲以外にも、不動のオリジナルメンバーの3人、鈴木雅尭、三谷昌平、東里起によるSPECIALロング対談や、ブルーカフェ・ディスクガイドなども収録した必聴必見盤になっています。

◆辰緒さんからもリコメンドいただきました。ありがとうございました。ぜひお楽しみに!なお、ブルーカフェ@オルガンバーでは先行発売を必ず実施していますのでよろしくお願いいたします。
V.A. / BLUE CAFE (BLCF-0006 税込2,100円)

01. Le Theme de Blue Cafe pt.2
02. Blue Code 2969 -静かの海でふたりでお茶を- (edit2006) / APRIL SET
03. Haven't We Met / Ritmo Fantastico feat. Yuki Ohta
04. Helicopter / Tong-may
05. B.C.AIR / Masanori Suzuki
06. Blue Bus Stop
07. Carmo (Brick & Piknik mix) / Novo Tempo
08. I KNOW YOU GOT SOUL / Small Circle of Friends feat. おおはた雄一
09. IT'S BOSSA BEE / ATSUSHI SANO
10. day & night & day / Small Circle of Friends
11. VOICE WONDER (edit2006) / Masanori Suzuki×Shiho Fujisawa
12. Le Theme de Blue Cafe pt.1
13. What the World Needs is Love / Novo Tempo feat. Saigenji & Satsuki
14.BONUS. 1234BLUECAFE! (remix)
ビートだけに支配されない良質な音楽を
フロアで実践する画期的パーティーの実況盤。
クルーの人柄が伝わってくるような音像が
また嬉しいじゃないですか。高音質、好感質!

須永辰緒
【ALBUM INFORMATION-2】ロング対談(『BLUE CAFE / V.A.』付録)
◆アルバムの発売日がやっと決定しましたので、それを記念して今回は付録のロング対談のごくさわりを。ここにあるのは4時間以上に及んだ対談のごくイントロ。この後、話はブルーカフェの生い立ち、10年前のCLUBシーン、それぞれのバックボーン、さまざまなブルーカフェ・ゲストとの共演の思い出、レコ掘り苦闘記、そしてレコーディングの裏話などなど果てしなく広がっていきます。ぜひこの続きはCDのブックレットでお楽しみください。
昼下がりの青山。三谷差し入れのシュークリームを頬張りながら対談は始まった。

(鈴木) 珍しいよね。ブルーカフェ・チームでこうやって
   顔揃えてちゃんと話するのって。
(東)  周りからはきちんと定期的にミーティングやってる
   イメージあるらしいですけどね。
三谷 ミーティングとか、意外としてないですよね。
   スペシャルだっ たとき※1は会うのもブルーカフェの
   ときだけだから半年に一回とか。けっこう疎遠(笑)
   あらためて反省会とかやらなくても大体お互いに
   どうして行こうって判ってるっていうか。
(鈴木) それはあるね。
(東)  あまりいつもきちんと話し合ってガチガチに
   決め込んでやってたら、こんなに長く続けて
   来れなかんたんじゃないかなぁ。
(鈴木) じゃあ今日はですね、そんな長い歴史を持つパーティー
   のブルーカフェがどんな風に始まったか、どんな風に
   して今に至ったか、そんなあたりを振り返りつつ、
   今後の展望に繋げてみようと思います。とても
   レアな対談になりそうなので、よろしくお願いします(笑)

ブルーカフェ概略。ジャズはオールジャンルか、
オールジャンルはジャズか。


(鈴木) まず、このCDを買ってくれた人の中には、
     「ブルーカフェ」っていったい何?っていう人もいる
     っていう前提で、ブルーカフェの自己紹介をしない
     といけないかなぁと。簡単にいうと、CLUBミュージックの
     メッカって言われてる渋谷宇田川町、くれたけビル3階の
     老舗CLUBオルガンバーで7年目を迎えたパーティー、
     っていうことでいいのかな。
(三谷) メンバーはスタート当時から変わらずこの3人ですね。
     鈴木さんと東君と僕と。
(鈴木) いまはそれにサポートで佐野君※2が参加してくれて4人ね。
     CLUBイベントなので当然踊れる選曲を我々は心がけてるけど、
     パーティーのジャンルでいうと何になるんだろう。
(東)  ジャズですか?
(鈴木) すごくザックリとくくればジャズっていえるかも知れない。
(三谷) 具体的にはジャズ、ソウル、それからハウスもあって、
     初期はブラジリアンもよくかけていたし。
(鈴木) 僕と三谷君は初期の頃は打ち込みのボッサ・ビートとか
     よくかけてたよね。
(三谷) いまは昔よりますますお互いになんでもかけてる気がする。
     ブロークンビーツとか。
(鈴木) 僕は最近ラヴァーズとかもかけるし。
     あとブートの怪しいマッシュアップとか。
     なんか勝手なイメージでいうと、ジャズの三谷君、ソウルの
     東君、 オール・ミックスの鈴木みたいな住み分けなのかなぁ。
     でも東君がソウルの文脈で自然にボサノヴァの流れに
     なったりするのも僕は大好きだけど。
(三谷) その3人の守備範囲の振れ具合が気持ちいいっていうか、
     ちがうことやってるんだけどブルーカフェの空気になってる
     っていうのが良いと思います。お客さんもそれをトータルで
     楽しんでくれてると思うし。
(鈴木) だからオールジャンルっていっちゃえば話は早いんだけど、
     じゃあなんでもアリなのかっていうと決してそうじゃないしね。
     自然とブルーカフェっていうフィルターを 通っている
     っていうか。ブルーカフェ節があるっていうか。
(東)  ブルーカフェっていうジャンルですか。ブルーカフェ・グルーヴ。
(鈴木) いい!それでいきましょう!だいたいパーティーはパーティー。
     ジャンルで分けるなんて変だしね。それで実際にブルーカフェに
     来てくれているお客さんたちはすごく納得してくれるんじゃないかな。
     判らない人には全然判らないかも知れないけど(笑)

(・・・以下対談はまだまだ続きます)
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