今月の10曲
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【4/19リリース!ヴァイナル100%の最新MIX CD『RECORD HOUR』第二弾!】

CDプレス工程の関係でリリース予定が遅れてしまいましたがやっと4/19(土)にリリースが決まり、5/7(水)のレコードアワー@オルガンバーで岩村隆さんをゲストDJにお招きしてリリースパーティーをおこなう運びとなりました!

DJ鈴木雅尭による生音系オールジャンルMIX代表格『Premium Cuts*』がリニューアルした新シリーズ『レコードアワー』の第2弾!今回もレコード欲を果てしなくそそるオブスキュアなオリジナル・ヴァイナル満載のラインアップ!そして新たな試みとしてブックレットに全収録盤のジャケット画像をディスクガイドブックのようにカラーで掲載!!

いきなりウルトラレアなサンファンのリゾートホテルの箱バンの会場物販アルバムに収められた絶品のジャズ・ボッサで幕を開ける今回のレコードアワーN°2。ライブラリーLIKEなイタリアン・オーケストラル・ボッサ02からフレンチSSWによる知られざるボッサ・グルーヴ03、小西康陽さんもヘヴィーローテのフランスのガールズ・グループによる哀愁グルーヴ04へと続きシーン・チェンジ。レアグルーブ垂涎のマイナー盤F.ジヴァゴのメロウ・ファンク05、プラターズなどのver.などでも知られるUSスタンダードのタイトでヘヴィーなカヴァー06、M.フーガン超えのフレンチ・ロック07、あの大人気テーマ・パークでも流れるキッズ・ナンバーの絶品ファンク・カヴァー08、オリジナル7インチが高騰を続けるスウィートなモダンソウル09と10、マイアミの秘宝と言われるファルセット・シンガーのメロウ・ファンク11、70'sUKのフィメール・ソウル12とグルーヴフルなナンバーが炸裂してインターミッションへ。

イタリアン・チネ・スキャット・ボッサを代表する名曲13でスタートする後半はそこから誰もが知るイージー・リスニング界の巨匠がブラジルに残した知られざるスキャット・サンバ14、80s風味の爽快インディーズ・ポップ・サンバ15とフロアユースなブラジリアンTUNEへと続き、M.スパロウのツアーオブジャマイカ・クラスにもヒケを取らないほどキャッチーな16、その女性版のようなホーンも高らかな17とごきげんなカリビアン・ナンバー連打からブリージンなハワイアン・フリーソウル18、さまざまなカヴァーを生んだニュージーランド・フリーソウル・ダンサーの最高峰19、テキサスのドマイナーな女性SSWによるグルーヴィー・ソフトロック20、レアグルーヴAtoZ完全版でやっと正体が明かされたUS高校生バンドによるC.キングの究極激打ちカヴァー21、さらに同じくC.キング作の最高にアッパーなディスコティック・カヴァー22、ライムライトのテーマ曲をディスコ・ダンサーにしてしまったハワイアンAORシンガーの23、オルガンバー・クラシックスとなっているフロリダの黒人ピアニストの幻級アルバムに収録されたインスト・ジャズダンサーのさらにレアな7インチ・オンリー歌入りver.24へと畳み掛けて、アッパーな裏打ちのスウィング・ビートのパートへ。65年の名作ロマンス映画テーマ曲のおそろしくグルーヴィーなジャズ・ダンサーver.25、フランスの70sコンポーザーによる思い切りスタイリッシュなスキャット・ジャズ・グルーヴ26、プレカツ・クラシックスとしていまだに高い人気を維持するあのUKのM.J.デュオのアフロ・キューバン・キラーをほうふつとさせるUKの黒人シンガーによるスリリングなディスカヴァリー・ナンバー27でクライマックス。エンディングの28はトップクラスの和モノレア盤から誰もが知る名曲フォーキー・バラッドのカヴァー。

今回も従来の『Premium Cuts*』シリーズや前作『レコードアワーN°1』に勝るとも劣らない、全編が聴きどころになった捨て曲なしの78分になっています。さらにブックレット内面にはディスクガイドブックのようにオールカラーで全ジャケットを掲載。ぜひお試し下さい!(完全限定プロモ・オンリー)
PREMIUM CUTS RECORD HOUR N°2
selected & mixed by Masanori Suzuki
(CSMP 0040 / 帯・キャラメル / ステレオ28トラック78分)
取扱いはJETSET、DISKUNION、FREEDOM RECORD、TICRO MARKET、
ZOOOOO.JP、FASTCUT RECORDS、ART ROCK NO.1、CORNERSHOP、
STEREO RECORDS、PEANUTS RECORDSなど各店ならびにオルガンバー・キャッシャーで。
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents FAIRGROUND】

4/2 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR

DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, ケイティ
WITH GUEST DJ: DJいまい(SLAP LOVER RECORD)
※4月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D

5/7 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR -RECORD HOUR N°2リリースPARTY-

GUEST DJ: 岩村隆 (peanuts cafe / Martinica)
DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, ケイティ
※5月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D
TWISTE ET CHANTE
ZACHARIAS BOSSA CLUB / STELLA NOVA
(POLYDOR) 7"

50年代から多くのラウンジ作品を発表していたドイツ・ベルリン出身のヴァイオリニスト兼アレンジャー、ヘルムート・ツァハリアスの、ボサノヴァをテーマにした4曲入りEP。混成コーラス・チームをfeat.してカラフルなイージー・ボッサを展開していますが、特にオリジナルの「STELLA NOVA」と「LA BOSSA NOVA」がアップテンポで心躍る出来。
DANIEL SAHULEKA / IMAGINE
(BASEMENT) 7"

以前にもこのコーナーで81年のアルバム『SUNBEAM』を紹介したインドネシア人シンガー、ダニエル・サフレカが(おそらく)シングル盤オンリーでリリースした90年の作品。前回、この人はヴォーカルの雰囲気がS.ワンダーに似ていると書きましたが、この「IMAGINE」は曲調もS.ワンダーのフロア・クラシックス「ANOTHER STAR」に確信犯的にそっくりなナンバー。
CARLTON AND THE SHOES / THIS HEART OF MINE
(QUALITY) LP

いまさら紹介するのが気が引けるほどのソウルフル・ラヴァーズ・ロック・クラシックスですが、いまさらやっとオリジナル盤を手に入れたので。本作は1981(82?)年リリースのセカンド・アルバム。名曲の誉れ高い「THIS HEART OF MINE」ももちろんいいのだけど、パパパ・スキャットを交えたハッピー・サッドな「GIVE ME LITTLE MORE」が最高。全曲最高ですが。
MUSIC MAGIC / ONE MAN LADY
(CLIMAX) LP

ハワイアンAORカテゴリーには欠かせない人気アルバムのようで。キーボード奏者のアル・パスクァをリーダーとして77年に結成されたバンドの1981年のセカンド・アルバム。EW&Fがよく引き合いに出されるようにホーン隊が厚くてキレがよくボトムもタイトで、その分ほかのハワイのバンドに比べブリージン・メロウ感は控えめかも。「LET'S GET IT TOGETHER」「SING」の2曲のファンクTUNEが好きです。
PEDRO GUZMAN / JUBARO JAZZ
(SONO) LP

ギター&クアトロ奏者ペドロ・グスマンがリーダーをつとめるアンプラグド・ユニット ジュビロ・ジャズの1990年のアルバムで、全編にギター、クアトロがリードをとった軽やかで涼し気なインスト・ナンバーが並びますが、あのスーパー・マリオ・ブラザースのテーマ曲を爽やかなブラジリアン・サウンドにしてしまった「MARIO BROTHERS」がハマりすぎていて笑ってしまいます。
PAPAYA / YEAR
(RCS) LP

同名のグループはシアトルのブラジリアン・グループはじめいくつもあったと思われますが、こちらはインドネシア〜スリナム経由の営業バンドだとのことです。リリースはオランダから。ペラのモノクロ・ジャケットが不安と期待をないまぜにかき立てますが、内容は録音・音圧も含めて想定外にいい。冒頭を飾るブギー・モダンソウル「DANCE」をピッチコントロール+3〜4くらいで。
ORF BIGBAND / SUBWAY MELODY
(ARIOLA) LP


ビッグバンドものにもいいレコードは星の数ほどあるけど、あまりに大編成感が強い曲だったりすると、クラブのダンスフロアに逆にそぐわなかったりすることがあります。このORF盤にもそういう惜しい曲が散見されますが、アップなブラジリアン「TELEMOOD」などは抑制も利いていてかっこよく使い勝手もいい。ボッサBEATの「MUSIC MIND」もオトナの味わい。
ZACK LAURENCE / A TASTE OF
(SILVERLINE) LP

『ビートルズ・イン・ミルザメン』など高音圧なレコードをリリースしていたPYE系列のシルヴァーライン。ブライアン・ベネットなどとの共演も果たしているザック・ローレンス・オーケストラのこの1969年盤には「A TASTE OF HONEY」「SINFUL」という2曲のインスト・ノーザン・ダンサーが収録されていて、その迫力は『ビートルズ〜』にも通じるダイナミックの極みです。
雪村いづみ / 東京ブギウギ
(日本コロムビア) 7"

前回のRECORD HOURでゲストDJにご出演いただいたSLAP LOVER RECORDS店主DJいまい氏と(半ば強引に)トレードしてもらった7インチシングル。キャラメル・ママがバックをつとめたおなじみの名盤『スーパー・ジェネレイション』に収録されたオリジナル版のイントロのラグタイム・ピアノ・パートが割愛されていて、よりDJユースなエディットになっています。音圧も最高。
POURCEL DISCO SOUND UNLIMITED / LOVE IS A MANY SPLENDED THING
(EMI/ODEON) 7"

イージー・リスニング界の巨匠フランク・プウルセルが70年代の空前のディスコ・ブームに乗り、かつての十八番だった1955年の映画『慕情』のムーディなテーマ曲をバリー・ホワイト並みの華麗なディスコ・アレンジでリメイクしたシングル盤。まぁ「夏の日の恋'76」とか「恋のダウンタウン'77」とか、ディスコ化リバイバル狙いがすう勢だった時代。女性コーラスもゴージャスな大穴盤です。
【FAIRGROUD CREWの選ぶ今月の一枚 嶋瀬陽子編】

LUCIEN LAVOUTE / ET LE TRAVELLING ORCHESTRA VOL.7
(EPERVIER) LP

フランスの作曲家アンドリュートレオと編曲家のルシアンラヴートによる名ライブラリーシリーズ「TRAVELLLING ORCHESTRA」の第7集。ソフトロッキン・ビートな曲や、軽快で心地よくクールな曲も多数入っているイージーリスニング・アルバム。フロアでもお家でも針を落としたくなるような、バラエティに富んだ1枚です。