今月の10曲
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【8/6はディスクデシネの丸山雅生氏を招いて贈るRECORD HOUR一周年アニバーサリー!】

"Premium Cuts FAIRGROUND"から"Premium Cuts RECORD HOUR"にリニューアルし、完全アナログ盤100パーセントのオールジャンル・パーティーになって一周年。それに伴い8月6日(水)のレコードアワーは、あまりに濃密な品揃えの中古レコード店として数多くのディスカヴァー盤を世に送り出してきた神戸の名店DISQUES DESSINEEのオーナーにして世界有数のヴィンテージ盤コレクター兼DJ、また隠れた名作や新人の作品を精力的にリリースするプロダクション・デシネの主催者、そしてPREMIUM CUTSコーナーと同じく長年このオルガンバー・オフィシャルWEBサイトにレコード・レビュー・コーナーPRONTOを持ちpwm渡辺氏とともに時代に左右されない世界の名盤レア盤を紹介している丸山雅生氏をゲストDJにお招きして、アニバーサリー・スペシャルをお贈りします。この8月8日には神戸から渋谷に待望の移転を果たすディスクデシネ・オーナーがどのようなアンノウンなキラー・ナンバーを聴かせてくれるのか。とても楽しみです。ぜひお誘い合わせのうえお早めにお越しください!

【丸山 雅生 (musique dessinee)】
セレクトCD/レコードショップ『ディスク・デシネ』とアパレル・ショップ『アンサンブル・デシネ』、同店の制作部門/レーベル『プロダクション・デシネ』のオーナー。音楽プロジェクト『ミュージック・デシネ』主宰者。DJ歴18~19年くらい。有名なDJの方との共演歴無し(たぶん)、前座経験無し。DJとして特に大きな経歴/アピールポイント、特徴、野望、スキル無し。プロフィールに記載できるような活躍、特に無し。 近況:最近、渋谷に引っ越しました!よろしくお願いしまーす。
http://www.disquesdessinee.com/
http://www.productiondessinee.com/
https://www.facebook.com/disquesdessinee
Premium Cuts presents RECORD HOUR
一周年アニバーサリーSPECIAL !
8/6 wed. 21:00 start

GUEST DJ:
丸山雅生 (Disques Dessinee)

DJs:
鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, ykr, 嶋瀬陽子, ケイティ, ろっきー

※8月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D
毎月第1水曜日【PREMIUM CUTS presents RECORD HOUR】

8/6 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR
一周年アニバーサリーSPECIAL !

GUEST DJ: 丸山雅生(Disques Dessinee)
DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, ケイティ,ろっきー
※8月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D

9/3 wed.
Premium Cuts presents
RECORD HOUR

DJs: 鈴木雅尭, 佐野真久, Aimie, 嶋瀬陽子, ykr, ケイティ,ろっきー
WITH GUEST DJ
※8月生まれの方入場無料!
※24時までエントランス1,000yen 以降2,000yen/1D
TWISTE ET CHANTE
BUDDY FITE / PLAYS FOR SATIN DOLLS
(DIFFERANT DRUMMER) LP

ウェス・モンゴメリー系のオクターブ・奏法を得意とするUSジャズ・ギタリストの1975年のアルバム。イージー・ジャズの範疇なリスニング向けのナンバーが大半を占めてきますが(いいカヴァー多いです)、映画『おもいでの夏』のテーマ曲「SUMMER OF 42」のカヴァーが小気味よく打っていてファンク、レアグルーヴの文脈でも使えるとてもいいヴァージョンです。
DEWEY ERNEY / THE SECOND SET
(SOUNDS GREAT) LP

80年代から活躍しているジャズ・ヴォーカリスト、デューイ・アーニーがRON ESCHETE TRIOというギター・トリオを従えてカリフォルニアで録音した1984年のセカンド・アルバム。ここでの聴きどころは「JUST THE TWO OF US」と「I CONCENTRATE ON YOU」の2曲。ジョイス・クーリング「IT'S YOU」のような軽やかなのジャズ・ボッサ・ナンバーです。
ジミー竹内 / ジミーズ・ジャズ・フレンズ
(TOSHIBA) LP

これは先だって島根県松江にDJでお招きいただいたときに地元のレコード番長、エンペラー梅木さんに教えていただいた一枚。最高水準のレコーディングを目指した東芝のプロユース・シリーズにジミー竹内、横内章次、小川俊彦、稲葉国光らが挑んだ1978年の作品です。トーク番組「Ryu's Bar」のテーマ曲としても名を馳せた「クレオパトラの夢」カヴァーが正に胸のすくようなハードバップで絶品。
弘田三枝子 / MIKO LIVE at RIVIERA
(日本コロムビア) LP

1972年に六本木のクラブ・リヴィエラでおこなわれたコンサートの熱気を完全収録したアルバムで、『DOUBLE STANDARD』で辰緒さんが紹介されたことで人気とレア化に一層の拍車がかかった名作ですね。石川晶とカウント・バッファローズのグルーヴィーなバッキングと、弘田三枝子のパンチの効いた歌声が素晴らしく、生で聴いていたら間違いなく鳥肌だろうなぁと思います。
BOB RICE / CECROPS CLUSTER
(ANANDA) LP"

偶然にも今月はなんだかジャズ・ギタリストの作品が多めですが。これはシアトル出身のジャズ・ギタリスト ボブ・ライスが78年にインディー・リリースしたアルバム。ヴォコーダー・ヴォイスとギターが並走するクールなジャズ・ファンク「HE'S IGNANT」、女性ヴォーカルをfeat.したメロウ・グルーヴ「SORRY IT TOOK SO LONG」など。かっこいい。
AMERICAN GYPSY / LOVE IS A HAZARD
(KILLROY) LP

DJ SHADOWやDJ HARVEYもプレイする「INSIDE OUT」やFREESOULコンピにも収録された「GOLDEN RING」などを収録したアルバム『(SAME)』が人気のUSファンク・バンド アメリカン・ジプシーがオランダに活動拠点を移して81年に発表した一枚。洗練のモダンソウル「BELIEVE IN ME」、ライトブギーな「IT'S GOOD」などなど。
JOSE FELICIANO / ROMANCE IN THE NIGHT
(MOTOWN) LP


FREESOULファンにも人気の盲目の白人SSW、ホセ・フェリシアーノの、アナログ盤アルバム後期にあたる1983年の作品。意外にもモータウン・レーベルからリリースで、そのせいかジャッキー・ウィルソンの「LONELEY TEADROPS」なんかも取り上げています。全体に程よくアコースティック、程よくポップ・ソウル。その組合せは案外悪くないです。ラテンファンクな「I FEEL FINE」が出色です。
ROY JAY / SAME
(CLUBLAND) LP

日本ではたぶん超無名なUKエンターテイナー ロイ・ジェイ氏の、制作年度も不明のアルバム。ショウビズ界で鍛えられたとおぼしき喉はさすがの安定感ですが、コメディアンの性なのかバップスキャット・パート等で時おり覗かせるチョケりっぷりには閉口します。ジャケも含めて。しかしWESS & THE AIREDALES版などで知られる「VEHICLE」はそれを補って余りあるナイス・ファンク。
MARIO CAVALLERO ORCHESTRE / HIT PARADE CHANTE
(POP HITS) LP

ジミー竹内『DRUM DRUM DRUM』並みに多作を誇るフランスのヒット・カヴァー・シリーズの第26弾。毎回蒐集家心をそそられるカヴァーを何かしら収録している本シリーズ、ここではあのAFRIC SIMONEの人気カリビアン「HAFANANA」をけっこう忠実に再現しています。ウキウキヴォーカル、コーラス隊、抜きのクラッピング・ブレイクもばっちり。エンディングは普通のフェイドアウトでこちらの方が繋ぎやすかったりします。
フジロッ久(仮) / ニューユタカ
(SPACE SHOWER MUSIC) LP

RECORD HOURクルー、ろっきーがベースを担当するフジロッ久(仮) (ふじろっきゅうかっこかり)は高円寺、西荻、下北あたりを主戦場に活動しているミクスチャー・パンクバンド。この2ndアルバム、ろっきーが居るから取り上げる訳ではなく正真正銘素晴らしい作品です。おそらくメンバーそれぞれ普段からいろんな歌を分け隔てなく聴いているのではないかと推測します。小西康陽さん曰く「ヤングが好むA面、オヤジが好むB面」なLP。僕はBラス「うまれる」を最高のSweet Soul Musicだと思って聴いています。
https://www.youtube.com/watch?v=XPh0uMybqGE
【FAIRGROUD CREWの選ぶ今月の一枚 ykr編】

CLAUDE LOMBAND / SAME
(PALETTE) LP

ベルギー出身シンガー、クロード・ロンバールのサイケ&グル−ヴィーな傑作。唄だけでは無く彼女自身が作曲を手がけているのですが、そのクオリティの高さに驚かされます。ファズ・ギター&オルガンのジャズ・ワルツ「POLYCHROME」アナログシンセと彼女の声が独特な浮遊感を醸し出す「L'USINE」。そしてフロアを温めるのにもってこいのフレンチ・サンバ「LA CAMARDE」などなど、素晴らしいです。